今日、とある人に「染物屋さんは仕事してて服とか汚れないんですか?」って聞かれました。
俺自身まだまだ未熟なんで服を汚しちゃう事はあります。
今の仕事をする前、自動車整備士してたんだけど、まだ新人で小僧だった頃、よくツナギを真っ黒にして仕事してた。
なんか仕事してるって感じで、ツナギ汚すことにも特に何にも思わなかった。
だけど先輩には怒られたんだよなー。
仕事が雑なんだって。
初めはツナギを汚さないように気を付けて仕事してたけど、技術が上がるにつれて自然に汚れなくなっていった。
鶏が先か卵が先かって話だけど、染めをしていて服が汚れることを気にしないようではダメだと思う。
技術があるから結果汚れないって言うのもあるけど、そこに至るまではやっぱり汚さないように仕事をするってのも大事だと思う。
『紺屋の白袴』と言うことわざがあります。
紺屋ってのは藍染屋さんの事です。
これは仕事が忙しくて自分の袴を染める時間もない。って意味で医者の不養生とかとおんなじ意味があるんだけど、それとは別の解釈と言うか、意味もあるみたいです。
別の意味はと言うと、毎日染めをしているのに袴には染み一つ付いていない。それだけ染めの技術が高いって事だし、袴を汚すようならまだまだ仕事が雑なんだってわかるように、敢えて白袴をはいていたそーな。
その事は整備士やってる時に自分自身体感してるんでよくわかります。
なので服は汚れてもいいような格好してますが、汚さないように仕事してます♪(・∀・*)ノ
世界中の明日が素晴らしい一日でありますように。